いつまでも記憶力を保つ為に

この1年ほどのテレワーク期間で記憶力が落ちたなーと思ったり、加齢で記憶力がなくなってきたけど仕方ない思っている方はいらっしゃることでしょう。
しかし、実は簡単に改善する事が出来るかもしれないのです。
この記事ではそんな内容を書いていこうと思います。

記憶力の低下と肌の調子と

人間は30歳前後を境に運動能力、代謝、脳の働きが落ちるとよく言われます。
元々の人間の寿命は野生下(狩猟時代)では30程度と言われているので、そこまでに生命体としてのピークを維持出来ていれば良いわけです。あとは老い、死んでいくよう設計されているので、何もしなければ人間はどんどん駄目になっていきます。実際、30前後を境に体力、肌の状態、頭の働きの低下を感じた人は多いでしょう。それを防ぐために何をしたら良いか、結局これは運動をするに尽きる訳です。運動で筋肉に刺激を与え筋肉量を維持することで肌が垂れ下がることを防ぎ、血流を促進することで末端にまで酸素と栄養を運び肌を綺麗にします。

これだけ書くと”脳筋”、と安易に言いたくなる人が多いと思うのですが、実は運動は脳の働きを明らかにに良くします。特に影響を受けると言われるのが記憶能力で、運動をしない人は露骨に落ちることが判明しています。

実は記憶は海馬だけじゃなかった

脳の記憶は海馬で行われている、と言われてきましたが、近年の研究では実際には違っていることが分かり、実際には海馬は記憶を一時的に留める為の器官であり、最終的には大脳皮質に記憶は蓄積されることが分かってきました。
パソコンに例えるなら海馬はデータを一時的に記憶するキャッシュやメモリです、一杯になったらより容量の大きなHDDやSSDへデータを映すことで長期的な記憶へ移行します。海馬で蓄えられる記憶は短期記憶、大脳皮質に蓄えられる記憶は長期記憶といいます。

まずは短期記憶から長期記憶へ移行するプロセスを説明しましょう。
人間は受けた刺激(見たもの、聞いたもの、感じたもの)を海馬へ記憶し、ここに神経新生(ニューロン新生)がおき、海馬から大脳新皮質へと記憶が移行します。
神経新生は年齢と共に低下することが分かっています。ご年配の方が昔のことはすぐ思い出せるのに最近のことは思い出せない、と言うのは聞いたことがあると思いますがまさにそれで、神経新生が低下したために一時的なキャッシュである海馬から大脳新皮質へ記憶が移行しにくいのです。海馬は1億程度の神経細胞しかありませんが、大脳皮質は120億程度の細胞があるので、これはもう自明の理と言えるでしょう。

じゃあどうすればいいの?

神経新生は年齢と共に低下するので、記憶力の低下も諦めるしか無いのかとお嘆きかもしれませんが、実は実は簡単に防ぐ事ができます。
それは運動です。
結局それかと思われるかもしれませんが、実験によって運動することで神経新生を促進することが証明されています。運動によって神経新生は2倍にも促進されることがわかっています。
また、海馬は空間学習も担っているとされており、運動しない人がたまに出歩くと道に迷うという話しをよく耳にしますが、これは記憶力と空間学習能力が複合的に絡み合って自分が何処にいるのか分からなくなっているのだと考えられます。

雑に言いますが、人間は結局肉と骨から出来上がった生命体です。
土台である身体を維持し、その上に乗った思考や理性によって人間らしい存在である為には、運動を生活の一部として組み入れるしか無いという事です。
ちょっと嫌な言い方をすると、デキる人間の殆どは運動しています。運動しないと身体も、頭も鈍ることを知っているので運動を生活の一部に組み入れているのです。
歳を重ねても外見的に美しく、頭も切れる人間となる為に、生活の一部に運動を組み入れることが現代人にこそ求められているのでしょう。

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