エンターテインメント

結果だけを見るなら、全ての生物は死ぬので価値は無いと言えます。
しかしながら、我々人間は地球上に数多く存在し、それぞれの人生を生きていて、笑い泣いています。どんなものにも終わりはありますが、それまでの課程を楽しんでいるのであれば、そこにこそ価値はあるのだと思います。科学を信仰する人間としては少々ロマンチック過ぎるかもしれませんが、結果だけを追い求めてその課程を楽しめない人間は少々寂しいのではないでしょうか。
人は遺伝子を運ぶ舟ではありますが、その舟である我々が楽しめないのでは色々台無しでしょう。
科学者こそ、真のロマンチストなのかもしれません。

さて、楽しみというのはそれぞれが見出すものですが、その”楽しみ(楽しい)”とは何でしょう。
幾つかありますが、大まかに以下の項目に分類します。

  1. 意外
    自分の知らなかった事を見知ったとき、人は感動し、楽しいと思うものです。
  2. 記憶の反復
    既に自己が体験した経験を再度反芻することで、共感を感じたり優越感を感じることで楽しいと感じます。

大きく考えて以上になると思われます。
それらをもたらすものがエンターテイナーであると思いますが、ここ最近のメディアは後者の共感を優先してコンテンツを制作しているフシがあります。
故に、大人になるとエンターテイメントが楽しくなくなるといった現象が起こりやすくなるのです。逆に言えば子供の頃何でも面白かった、というのは自分が知らないことが余りにも多いことからもたらされるものと言えます。
ネット配信系の、個人エンターテイナーが持て囃されるのはそのあたりが根底にあるからでしょう。”TV等の大手メディアでは下らなすぎてやらないもの”、”常識の範囲でやらないがやってみたいもの”がネット動画の主流となっている点から見ても間違いないと思います。
「現代の子供はすぐ飽きる。」なんて言う人もいますが、それは間違いで、”子供すら騙せないほど程度が落ちてきている”と考える方が妥当です。「これ前にやった、前に見た。」と思われてしまっているのです。個人が世界中の情報にアクセス出来る現代において、”テンプレート通りやっておけば良い”が既に通じなくなっている事を認識すべき時代なのだと、エンターテイナーは心がけておかなければならない訳です。
”ブームは再燃する”という事は、つまり年代交代が起きて体験したことの無い若い層にウケている、と分析することも出来ます。

そしてもう一つ、これは人を楽しませる事全てに共通するものがあるのですが、”説教臭くなってはいけない”というものです。
これを忘れたものは、結局人が離れていってしまいます。人はちやほやされだすと、途端に優越感を感じて偉そうにしてしまいがちですが、そもそもエンターテイナーにもカスタマーにも身分の上下はありません。故に失敗するエンターテイナーが多い訳です。

 

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https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201809/557592.html?n_cid=nbpnmo_mled
「パーキンソン病へ世界初のiPS細胞「治験」開始
サルの実験では運動症状が軽減し移植細胞も生着」
ほぉーなるほど、神経細胞は免疫系の反応がそんなに無いから色々出来そうなのか。
他の病気にも応用が良い感じに進んでいくと良いなあ。

https://jp.reuters.com/article/hokkaido-quake-idJPKCN1LQ015
「北海道地震、死者40人 政府は20%節電要請」
まだインフラが復旧していない地域もあるみたいだし、早くいつもの生活に戻れると良いですな。
本州にいる自分らは変に自粛するよりガンガンお金使って経済を回していきたいところ。北海道の野菜とか超美味いしな!!美味しいもの食べよ!!

https://techable.jp/archives/31437
「これぞ究極の自家発電システム!自転車のペダルを漕いで、電子デバイスを充電しよう」
自分みたいに自転車を多用する人間や、被災時にこれ良さそうだなー。
以前ソーラーパネルを使った充電回路とか作ったことあったけど、人力もまた良いねw

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