漫画村の有料版追加についての見解

度々問題になっている漫画村、その違法性は他の方が多岐に渡ってお話しされていると思われるので、このタイミングで何故課金プランを作ったかを考えてみようと思います。

いきなりですが、おそらく責任転嫁、あるいは犯罪への無意識的協力が最大の目的と思われます。
現行法においてはユーザーが違法と知ってダウンロードする事自体が違法です。
漫画村としては自分達の正当性を声高に宣言しつつ、しかしながら違法行為に協力させてしまう状況を作り出すことこそが狙いなのか、と。
課金してまでダウンロードしたものは知らぬ存ぜぬでは通らないので、多分その辺りが狙いでしょう。
日本における、ネットにあるものは基本無料、という訳の分からない感覚がそれを後押ししているのもあると思います。
「ネットは無料なんだから、更にお金を払っていれば合法だろう」
という感覚を与える為、またタイミングもタイミングなので集金出来るだけ集金し、あるいはカード情報等を大量確保する狙いもあると思われます。
いずれにせよ、非常に警戒せねばなりません。

さて、ここからは話は変わりますが、そもそも人が作り出した物を何でも無料で利用出来るなどという事はありえません。
無料のアプリやサービス等でもよくよく見ると個人情報を収集する代わりに、という旨が記載されていたりします。
そして、日本において個人情報の売買は何ら違法ではありません。

https://monitor.gov-online.go.jp/html/monitor/h27/qa/ans20160112_02.html
「個人情報の売買制限について」

勿論第三者への供与は一部を除いて違法ですが。
例えば無料クーポンや割引、施設の利用等では行動の記録を取ることが出来ますし、また生活レベル等の情報も集まります。
これらを総合的に、ビッグデータとして活用すると、売りやすい商品を分析できたり、あるいはこれから必要となるであろうサービス等、住んでいる地域、生活時間帯も予測出来ます。
ここまではまだ良いと思いますが、問題は犯罪者にその個人データが渡ってしまった場合は問題です。
本人にその気は無くとも、犯罪者に仕立てられてしまうことも現代においては容易に出来ます。
なので、無料のサービスにこそ気をつけなければならないのです。

今後の漫画村やそれに類似したサービスの動きに関しては、更に厳重な注意が必要になりますし、また似たサービスに引っかからないよう気をつけなければいけません。
背後には犯罪者がいることを、お忘れ無く。

【追記】

漫画村の黒幕についてはこちらのblogがとてもよく調べられてました。

https://blog.cheena.net/179
「漫画違法配信サイト「漫画村」の黒幕に迫る」

これは結構、真実に近づいているかもしれません。

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