滑り辛くするために使用される硬質ゴムの劣化は避けられないものです。それが例えどんな高級品であろうと、固い物であろうと。
表面からボロボロと崩れていくか、べとべとするのが一般的なようで、自分が使っていたマイクロソフトのBTキーボードは後者でした。
最近はゲーム機で文字入力することも増えたのでそれで利用していたのですが、暫く忙しかったこともありキーボードを使う機会もなかったので劣化に気づきませんでした。
それがこんな、分かり辛いのですが淵の部分がべっとべとになっています。
無水エタノールとかで処理しちゃっても良いんですが、なんか簡単な方法ないかなーと思っていたところ、友人が、
「消しゴムでこすると綺麗になるみたい」
などと言ってきたので、まあものは試しと擦ってみたところ……
べたべたする上に消しゴムのカスの汚いなんか最悪なものに(’ω`;;)
あの馬鹿絶対に許さねぇ……
さて、まあ割と長く使いましたし、処分しちゃっても良かったのですがどうせなら今後も他で生かせるんじゃあないかと対策を考えることにしました。
やはり無水エタノールで処理しちゃえばいいんですが、ちょっと前に機器の洗浄で使い切ってしまっていた為に丁度手元には無い状態。
当日は熱もあって外に出るのもシンドい状況だったのですが、Zippoオイルが手元にあったのでそれで落としてしまうことに。
端切れの布に染み込ませて丁寧に拭き取ってみると……
さて、これを症状が出るたびに繰り返してもいいのですが、どうせなら手入れの手間も減らしたいですし、より長く使いたいものです。
そこで、何かしらでコートしてしまえば良いではないかと思ったのですが、ワックスのようなものではダメ、どうせなら硬化し、かつ外からも内からも表面を保護出来るものが良いので、今回はガラス繊維でコートすることにしました。
手元にあったので、スマートフォンの液晶やCDデータ面等の保護に使用しているガラス繊維コート剤を使いました。
2重に塗り重ねてみると、
こんな感じに。
ガラス繊維でコートしているので、マットな感じは消えてしまいましたがこの際は仕方ないでしょう(笑
これで経年による内側からの劣化も、外からの汚れにも強くなりました。
硬質ゴム部分は全体的に劣化していたので、全体を処理したのがこちら。
まあ高級感が少し出たということで、まだしばらくは使えるでしょう(笑