はじめに
毎日本当に暑いですよね。
東京では40度近い気温となり、コンクリートの地面は60度に到達します。
照り返しや暑くなってしまった建物から発せられる赤外線で夜も厳しい暑さが続き、体調を崩す人も多いかと思います。
故に、東京で暮らす以上はエアコンは必須ですよね。
さて、エアコンは熱交換を行うことで冷えた風を室内に送っている訳なので、室内機と室外機が存在します。
熱交換についての詳しい説明をすると数千文字単位になってしまうので端折りますが、簡単にだけ言うと室外機で熱を捨てて、冷えを室内に風で送っている、と言う訳です。暖房を使うときは、その逆です。
ということはつまり、夏シーズン室外機は猛烈に暑くなります。あまりに暑い日にエアコンが効かなくなる事がありますが、これは室外機が熱くなりすぎて中で循環している液化ガスを上手く冷却することが出来ないからです。
逆に言えば、エアコンの効きが悪いときは室外機を冷やせば良い、と言うことになります。
先日、エアコンの室外機をバケツとタオルだけで冷やすことが出来る、というネタを見かけました。
室外機の上に水の入ったバケツを乗せ、そこにタオルを浸しエアコン上部に乗せるというものです。
確かに、これならば気化熱によってエアコン室外機上部を冷やすことが出来るためエアコンの働きを助けることになり、室内を効率的に冷やすことが出来る、理屈は通っています。
早速実験
バケツにタオル、両方とも家に古くなって使わなくなってきているものがありますし、水も水道から汲むだけです。
簡単なので早速やってみます。
昨日の夕方からやってみているので、20時間が経過した正午頃にデータを取っています。
比較のため、まずは周辺のエアコンの色に近いベランダの床の温度を取ってみます。
55.5度!!
これは暑いですね、まさに夏って感じがします。
では次に、バケツとタオルを設置したエアコン上部の温度を取ってみます。
さっ……34.5度!!!!
その差21度とは凄まじい効果!!
うおぉ……これは凄い……
確かに室内機も室外機も、やたらめったら運転を頑張ってる感じがしませんし、室内も快適です。
タオルを色の濃いもの(今回は黒)にしたことも勝因な気がします( ´▽`)
いやこれ、本当に試してみる価値ありです。なんせ家にある物で出来ますし、あと必要なものは水です。
日光による気化熱をメインターゲットとしているため、昼の方が効果は大きく、夜でも暑ければ勿論それを狙えます。
蒸し暑すぎる夜は、ちょっと効果が出にくいかもですが……
しかしこれ、是非お試しあれ、です。
ちょっとした注意
何点か注意があります。
- まずはバケツ、毎日水を足していく感じになりますが、そうするとボウフラが湧き、蚊が大量発生する可能性があります。
故に自分は10円玉を沈めてます。これは銅イオンによる殺菌を狙っています。 - 室外機は長く使っているとフィンに砂やほこりが詰まり、熱交換効率が大きく下がります。簡単に出良いので、一度エアコンを止めて室外機のフィンを水と歯ブラシで掃除してあげて下さい。
この際、フィンを曲げてしまわないように力は入れず、丁寧に洗ってあげて下さい。室内機のフィンも同様です。 - これは余談ですが、エアコンが臭う場合は何点か可能性があります、室内機のフィンの汚れが有名ですが、実はパンに汚れやカビが大量に発生していても臭います。
フィンは市販のスプレーでかなり掃除できますが、パンは難しいので素直に電気屋さんを呼んで見て貰った方が良いです。費用もかなり安く済みます。
以上です。
エアコンを効率的に使い、快適な夏を過ごしましょう(`・ω・ ´)
【追記】
室外機のフィンに水をぶっ掛ければ更に効率的に冷やせるのでは……と、思いつく賢い方もいらっしゃるかと思いますが、その通りです。実はダイキンが製品化してます。
http://www.daikin-at.co.jp/service/uchimizu.html
ただこれ、200V必須なのと業務ベースなのでご家庭にはちょっと導入が難しいかな……ってところがあります。
ボウフラ私も気になりましたが、実際やってみたらあっという間に溜めた水が蒸発してカラカラになるのでその心配はないようです。
実はドレンホースから水を足すようしてみているのですが、これが非常に楽で殆ど水を足す必要がありません。
宜しければお試し下さい。